エレファントビーチ便り

Mar 01 2010

バンクーバー2010オリンピックを振り返って-Part2

閉会式から一夜明けたバンクーバーのダウンタウンは、昨日までのお祭り騒ぎが夢だったんじゃないかと思う程静まり返っている。

3週間毎日一緒に働いて喜びや悔しさを分かち合って来た日本のテレビ局のスタッフの方々のほとんどが今日帰国のため日本に向けて出発された。

一昨日は解説者の方々が最後の日で、お別れのご挨拶をしていると涙が止まらなくなってしまった事もあり、昨日は制作や総務、技術やサポートスタッフの皆さんとのお別れだったので「今日は絶対に笑顔で送り出そう」と思い、みんながバンクーバーを去ってしまう事をなるべく考えないようにしていた。

映画の撮影でもプロジェクトによってはクルーが家族のように近い存在になって撮影を終える時に寂しい思いをする事があるが、今回オリンピックで一緒に働かせていただいたJCの皆さんは、それを遥かに超える過去最高のチームだった。

統括のNHK山本徹治さんとNTV佐々木豊さんがオフィス内にいつも明るくポジティブな空気を作り出して下さり、そのお蔭で現場で働くスタッフも楽しく仕事に集中する事が出来た。

スピードスケートを担当した私は、前半がTBS内野浩志ディレクター、後半がNHK内仲梨枝子ディレクターに付いて仕事をさせていただき、お二人のプロフェッショナリズムに多くの事を学ばせていただいた。実況はNHKの石川洋アナとNTVの藤井貴彦アナ、テレビ朝日の進藤潤耶アナが担当され、解説は黒岩敏幸さんと白幡圭史さん。ディレクターとアナウンサー&解説者の皆さんが本当に温かくユーモアたっぷりで、現場にはいつも笑いが絶えず、でも本番になると150%のエネルギーを注ぎ込み、オリンピックに全てを懸けるアスリート達の感動の瞬間を逃さず日本の視聴者の皆さんにお伝えするために全力投球されていた。そんな素晴らしいチームの一員として現場にいることができ、この3週間は毎日仕事に行くのが楽しみで仕方がなかった。

バンクーバー・オリンピックで得た私にとっての金メダルは、最高のスタッフに囲まれて仕事ができた事。この経験と思い出を胸に、これからも一歩ずつ成長していけるよう頑張って行こうと心に誓った。

Published by Miho Yamamoto at 4:43 pm under エレファントビーチ便り

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