May
15
2010
嬉しい事に、私がプロダクション・デザインを担当したウェブシリーズ”The Vetala”がいろんな所で注目を受け始めています。



「2010 Webby Awards」ではディズニーやソニーピクチャーズ等が製作した作品と肩を並べてOfficial Honoreeとして選ばれました!
The 14th Annual Webby Awards - Official Honoree
また、「 Leo Awards 2010」では Best Web Seriesにノミネート。(授賞式は6月)
Leo Awards 2010
さらに「Streamy Awards」では、サウンドデザイナーRandy Kiss氏がBest Sound Designにノミネートされました!
The 2010 Streamy Awards
私もRandyのサウンドデザインは本当に素晴らしいと思います。
まだ”The Vetala”を観た事がないという方はぜひこちらでご覧下さい♪
“The Vetala” オフィシャルウェブサイト
Apr
21
2010
ドキュメンタリー映画の撮影で、カナダNo.1の貧困街”ダウンタウン・イーストサイド”で行方不明になった69名の女性達に関係のある人達へインタビューを続けている。
そして、ある人物から2006年に引退したバンクーバー市警のAl Arsenault氏に会う事を勧められた。彼が提唱して作った組織「Odd Squad」は、1997年からダウンタウン・イーストサイドのリアルな姿をビデオカメラに収め、全国の青少年たちにドラッグの恐ろしさと真実を伝える活動を続けている。
バンクーバー市警「Odd Squad」オフィシャルサイト
「Through a Blue Lens」「Flipping the World」の2本のドキュメンタリーはすでに見ていたが、Odd Squadが製作したもう一つの作品「Tears for April」を昨日初めて見た。 Aprilという名前の17歳の女の子がドラッグに溺れてダウンタウン・イーストサイドで暮らし始め、25歳のクリスマスの日にゴミ袋にくるまれスポーツバッグの中に押し込められてゴミ捨て場に遺棄されるまでの8年間の彼女とその家族や友人の愛と苦悩を克明にドキュメントしている。また、映画の中ではAprilを含めて計6人のドラッグ中毒およびホームレスの人たちの人生を追いかけていた。
バンクーバー市警のAl Arsenaultは、警察という枠を超えて一人の人間として彼らに心と心で接していく。そしてAlに対して完全に心を開いている彼らも、ダウンタウン・イーストサイドから抜け出し、ドラッグを断ち切ろうと懸命に闘い続ける。 しかし、個人の意志だけではどうにもならないドラッグの強さに屈して過剰摂取で命を絶つものもいれば、家族の強いサポートを受けて完全に立ち直る者もいる。 生死を分けるのはほんの僅かな違いで、ここダウンタウン・イーストサイドでは毎日のように誰かが生死の境を彷徨っている。
(映画 “Tears for April” 予告編)
ドキュメンタリー映画”Tears for April”を見終わって、絶対にAlにインタビューしたいと思った。おとといダウンタウン・イーストサイドにあるOdd Squadのオフィスに行って、彼のプライベートの連絡先をもらって来ていたので、すぐにメールを送った。
するとその数時間後に私の携帯が鳴った。何とAl本人からの電話だった。そして今からだったら次のミーティングまで時間があるから会ってもいいと言ってくれたのだ。
あまりに嬉しくて、大慌てで資料などの準備をしダッシュで(本当に走って)待ち合わせのカフェに向かった。
会った瞬間になぜ皆が彼のことを信頼して慕っているのか良くわかった。彼の人柄の素晴らしさが全身から溢れ出していたから。
それから2時間、様々な貴重な話を聞かせてもらい、私がプロデュースしているドキュメンタリーにもインタビュー出演を快諾してもらった。
その日の夜、膨大な資料の中から私がお願いしていたものを探し出してくれて、さっそくメールで送ってくれたAl。 仕事を抜きにして本当の友達になりたいと思わせてくれる素晴らしい人物に出会えたことに幸せな気持ちでいっぱいだった。
Mar
01
2010
閉会式から一夜明けたバンクーバーのダウンタウンは、昨日までのお祭り騒ぎが夢だったんじゃないかと思う程静まり返っている。
3週間毎日一緒に働いて喜びや悔しさを分かち合って来た日本のテレビ局のスタッフの方々のほとんどが今日帰国のため日本に向けて出発された。
一昨日は解説者の方々が最後の日で、お別れのご挨拶をしていると涙が止まらなくなってしまった事もあり、昨日は制作や総務、技術やサポートスタッフの皆さんとのお別れだったので「今日は絶対に笑顔で送り出そう」と思い、みんながバンクーバーを去ってしまう事をなるべく考えないようにしていた。
映画の撮影でもプロジェクトによってはクルーが家族のように近い存在になって撮影を終える時に寂しい思いをする事があるが、今回オリンピックで一緒に働かせていただいたJCの皆さんは、それを遥かに超える過去最高のチームだった。




統括のNHK山本徹治さんとNTV佐々木豊さんがオフィス内にいつも明るくポジティブな空気を作り出して下さり、そのお蔭で現場で働くスタッフも楽しく仕事に集中する事が出来た。
スピードスケートを担当した私は、前半がTBS内野浩志ディレクター、後半がNHK内仲梨枝子ディレクターに付いて仕事をさせていただき、お二人のプロフェッショナリズムに多くの事を学ばせていただいた。実況はNHKの石川洋アナとNTVの藤井貴彦アナ、テレビ朝日の進藤潤耶アナが担当され、解説は黒岩敏幸さんと白幡圭史さん。ディレクターとアナウンサー&解説者の皆さんが本当に温かくユーモアたっぷりで、現場にはいつも笑いが絶えず、でも本番になると150%のエネルギーを注ぎ込み、オリンピックに全てを懸けるアスリート達の感動の瞬間を逃さず日本の視聴者の皆さんにお伝えするために全力投球されていた。そんな素晴らしいチームの一員として現場にいることができ、この3週間は毎日仕事に行くのが楽しみで仕方がなかった。
バンクーバー・オリンピックで得た私にとっての金メダルは、最高のスタッフに囲まれて仕事ができた事。この経験と思い出を胸に、これからも一歩ずつ成長していけるよう頑張って行こうと心に誓った。









Feb
20
2010
2月6日から日本のNHKと民放5局が結集した組織「ジャパン・コンソーシアム(JC)」での仕事が始まった。
ダウンタウンに新しく建てられたコンベンションセンターが「インターナショナル・ブロードキャストセンター(IBC)」になっていて、世界中から集まったブロードキャスターの拠点になっている。
仕事始めの日にIBCの中にあるJCのオフィスに到着すると、必要事項が完璧にまとめられた資料集と自分の名前で登録されスタッフ全員の連絡先がすでにインプットされた携帯電話が渡された。
大多数の人がかなりアバウトなカナダで仕事をしていると、そんなきめ細かで徹底した事前準備を目にするだけで
「やっぱり日本ってすごいなぁ」
と感動してしまう。
私はスピードスケートの担当になった。
NHK, TBS, 日本テレビ, テレビ朝日から来られたディレクターとアナウンサーの混成チームに解説者のお二人が加わって、スピードスケートの競技場である「リッチモンド・オリンピック・オーバル」から中継を行っている。
私は放送席での業務がスムーズに進行できるよう、プロダクション・サポートスタッフとして主催者側や担当者との英語での交渉や連絡、情報の収集などを行っている。
普段は皆さん他局で仕事をされているとは思えない程すごくアットホームな雰囲気で、仕事に関しては細部に渡って完璧を目指すプロフェッショナリズムが非常に心地よく、一緒にお仕事をさせていただいて深い充実感を味わう事ができ毎日仕事に行くのが楽しくて仕方がない。
アイスリンクの整氷機が故障してレースが中断するなどのトラブルの中、長島&加藤選手がダブルでメダルを取った瞬間は放送席の横で見ていて思わず感動で涙が溢れた。
(写真:時事通信)
スポーツってやっぱり素晴らしい。
世界の頂点を目指して人生を懸けて闘っている選手全員に心から拍手を送りたい。
メダルに手が届かなくても、ここに来ているだけで本当にすごい事なんだとアスリート達を見ていて実感する。
しかも、1/100秒が明暗を分けるスピードスケートの世界は、知れば知るほど奥深い。
バンクーバーは天候に恵まれず、冬季オリンピックでありながら全く雪が降らず、あまりの温かさに桜が咲き始めている。
開会式前から様々なトラブルが続いていて各国のメディアからバッシングを受けている。閉会式まであと9日。名誉挽回できるかどうか、世界の目が今バンクーバーに注がれている。
Feb
05
2010
ドキュメンタリー映画のリサーチのため、朝9時30分にバンクーバーのダウンタウンにあるカフェである女性と待ち合わせをした。彼女は20年以上に渡りダウンタウン・イーストサイドで暮らす人達をサポートするために活動を続けて来た人物だ。
10分前に到着したら、彼女はすでにコーヒーを飲みながらスコーンを口に運んでいた。
今日からオリンピックのための交通規制が始まるので彼女はもしかしたら遅くなるかもしれない…という私の予想は見事に外れてしまった。
再会の挨拶を交わした直後に、通りに目を移した彼女は驚きの声をあげた。偶然にも、10年以上に渡ってダウンタウン・イーストサイドでボランティア活動をしている知人の男性が店の前の交差点に立っていたからだ。
即座に私に状況を説明し、外にいる男性に声をかけに行ってくれた。そしていともたやすく彼の協力を取り付けてくれて、私達の会話に参加してもらえる事になった。
二人から聞いた数々の話に、ダウンタウン・イーストサイドが抱える問題がいかに根が深いものであるのかを思い知らされた。
すでに時計は午後2時30分を回っていた。
5時間も話をしていたとは思えない程、時間はあっと言う間に過ぎ去っていった。
二人から聞いた話の一つ一つが、巨大なパズルの中のそれぞれの小さなピースのように思えて、そのバラバラだったピース一つ一つが5時間のあいだにいくつも繋ぎ合わされ、全貌のほんの一部が形を現してきたように思えた。
ここで今日3人が出会ったことは決して偶然ではない。
Jan
11
2010
私がプロデューサーとして製作に携わっているドキュメンタリー映画”The Exhibition”の撮影が重要な局面をむかえている。
Damon Vignale監督が3年半に渡ってカメラで追い続けて来たアーティスト”Pamela Masik”。
ダウンタウン・イーストサイドで行方不明になった69名の女性を巨大なキャンバスに描き続けているが、1月29日から作品の一部を公開する事が決まり世界各国のメディアから注目が集まって来ている。
様々な深刻な問題を抱える人々が集まっているダウンタウン・イーストサイドで行方不明になり社会から無視され続けてきた女性達の声が、Pamelaの作品を通して世界に届き始めている。
分刻みのスケジュールで駆け回り闘い続けるPamelaの姿を一瞬たりとも逃さずフィルムに焼き付ける事が今の私の最重要課題である。
***************
Pamela Masik ”The Forgotten”
http://theforgotten.ca/
***************
Dec
21
2009


週末に「タイタニック」のジェームス・キャメロン監督の最新作「Avatar」を観に行きました。
通常の映像と3Dの両方が上映されていて、張り切って3Dを選びました。
結果、追加の3ドルを払う価値は絶対にありましたよ!
今年はかなりの数の映画が3Dで製作されましたが、「Avatar」はまさに3Dで観るのにピッタリな、想像を絶する美しい映像美をみせてくれます。
映画の新しい時代の幕開けを感じさせる力強い作品でした。
ストーリーにもアメリカの歴史の中でネイティブ・アメリカンと入植してきた白人との間で繰り広げられた事実が上手く練り込まれていて、「人間の尊厳」について深く問いかける内容になっていました。
(体が青い原住民がネイティブ・アメリカンのような文化を持ち、服装や習慣などが引用されているのもそのためです。)
これから映画館にお出かけになる皆さん、もし「アバター」を観に行くなら是非3Dでご覧になられる事をオススメします!
Dec
19
2009
ビデオコンテストの投票が始まりました!
これは、バンクーバー観光局が主催する「インサイド・バンクーバー・オンライン・ビデオコンテスト」というもので、バンクーバーについて自分が大好きな部分を1〜2分のビデオで紹介するというものです。
私は「多文化なお祭りが一年中繰り広げられる所」がとても気に入っているので、その様子を集めた「FestiVan」という作品を作りました。
嬉しい事に審査の結果ファイナリストに残ったのですが、あとは皆さんからの投票で受賞者が決まるみたいです。
下記ののウェブサイトで「FestiVan 」を是非ご覧いただけると嬉しいです。
http://insidevancouver.strutta.com/entries#10065
もし気に入っていただけたらビデオ画面に下にある「Vote for this entry (このエントリーに投票する)」をクリックして下さいね。
一人一票のみ投票する決まりになっているので、それを確かめる為に名前とメールアドレス、好きなパスワードを入力するように指示が出ます。
登録すると観光局から確認メールが届くので、そのメールの中の”https//”で始まるリンク先のアドレスをクリックしていただけたら投票が受け付けられる仕組みになっています。
不正投票を防ぐために、ちょっと一手間かかる投票の仕組みになっていますが、もし良かったらぜひ応援して下さいね♪
投票後はコメントも書き込めます。
日本語で書いていただいてももちろんOKです♪
他のビデオも素敵な映像が沢山応募されているので、ぜひ見てみて下さいね〜!
Dec
18
2009
国境を超えてアメリカのシアトルのそばにあるマイクロソフトの本社にインタビューの撮影に行きました。
さすが世界最大のコンピューター・ソフトウェア会社だけあって、広大な敷地内に無数のビルが点在し、その間を社名の入った大量のシャトルバスが縦横無尽に走り回っていました。
敷地内はまるで巨大な大学のキャンパスのようで、実際に「マイクロソフト・キャンパス」と呼ばれていて、働いている方もそう言っていました。
オフィスビルの中を歩いて回ったのですが、各階に建物の端から端まで数え切れないほど沢山の個人個人のオフィスがガラスと壁で区切られて並んでいましたが、その一つ一つのオフィスがそこで働いている人のキャラクターがしっかり表れていて、それぞれの自宅をのぞいているような感覚におちいるほどに「自由」が与えられている雰囲気を目にしました。
一言で表現するならまさに「クリエイターの巣窟」といった感じでしょうか。
そして、ビル内の所々にゲーム用のバンドセットが組まれた音楽スペースや、昔のゲームセンターにあったような古いビデオゲームなどが設置されたコーナーなど、仕事と遊びが直結した空間が設けられていました。
行き交う社員の皆さんがすごくリラックスしててフレンドリーなのもとても印象的でした。
時代を牽引する企業の日常の一幕を垣間見ることが出来てとても貴重な体験をした一日でした♪